今回の講師は、CAFE Little Tea Pot 野村 侑未(のむら ゆうみ)さん。昨年の創業スクールの卒業生です。「創業スクール卒業生が実際に創業するまでの物語」というテーマで、お話をして頂きました。
野村さんは、大学時代に就職活動を始めた時、好きなことを仕事にしたい!と考え、好きだった紅茶のお店の開業を意識し始めました。ホテルに就職し、退職後1年間の開業準備期間を経て、2016年4月に開業しました。
多くのお店ではブレンドティーを提供することが多いですが、野村さんのお店では、素材にこだわった100%ピュアティーを提供しています。紅茶コーディネーター、ティータイムオーガナイザーといった専門資格に裏付けされた知識で素材を厳選しています。高品質の茶葉に酸素をたっぷり含んだお湯を注ぐと、おいしい紅茶が出来上がります。セミナーでは、野村さんが淹れた紅茶を試飲し、砂糖もミルクも入れないそのままの紅茶の美味しさを楽しむことができました。
紅茶の敷居は高いと思われがちですが、気軽に紅茶を楽しめるお店を目指しています。価格設定はターゲット層となる30~40代女性が利用しやすいように工夫しているそうです。
紅茶はコーヒーと比べると、圧倒的に少ないニッチ市場です。
「紅茶派が少ない」のか「紅茶屋が少ない」のかと話されていたのが印象的でした。本物の紅茶を知る人が増えれば、紅茶派が増え、市場を開拓できるのではないか、ニッチ市場だからといって進出をやめるのではなく、潜在需要を見極め、市場を開拓していく気持ちも必要ではないかと考えさせられました。
野村さんの紅茶に対する想いが伝わり、コーヒー好きでも紅茶を飲んでみたい!と思わせるセミナーでした。野村さんありがとうございました!
懇親会はカフェ・アルコ。今回新メンバーはいませんでしたが、紅茶に興味を持ちだしたメンバーからの質問で大いに盛り上がりました。
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