7月のKCG例会は JICA北陸支部長代理の鯉沼真里氏の講演でした。
演題は「知って得する?開発途上国でのリスクマネージメント」という面白いものでした。
海外展開する中小企業も多いなかで途上国ではやはり「未知との遭遇」は多々あるようです。氏自身が 若い時には「青年海外協力隊」の隊員としてソロモンにて活躍をされました。そのあとJICAに入省され、パプアニューギニア等、多くの国に赴任されていろいろな体験をされたそうです。中でも次の話はとても鮮烈でした。
鯉沼氏がソロモンにいたころのお話です。
ある夜 鯉沼氏が家にいいると 若いソロモンの娘さんがおなかが痛いので、トイレを貸してくれと尋ねてきました。氏は彼女を家に入れトイレを貸し、あったかいココアを飲ましてやり娘さんを帰しました。ところがその次の朝、なんとその娘さんの父親がでかいナイフを持って立っていたのだそうです。そして驚くことに その父親はあろうことか「お前はうちの娘と結婚せよ」と言って迫ってきたのです。
実は、ソロモンでは未婚の男女が密室にいると結婚せねばならないという掟があったのです。私は優しい鯉沼氏に この若い娘さんが一目ぼれをして、 父親に結婚を迫るように頼んだのではないかと勝手に推測しましたが? どうでしょうか?
このように氏が体験された奇想天外なエピソードを面白おかしく教えていただいた90分間でした。
そのあとは、いつものように懇親会でおいしい料理とお酒で盛り上がった楽しい一夜でした。鯉沼さん 本当に貴重なお話ありがとうございました。
石井(KCG会長)
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