2022年は1月~3月が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、4月にやっと例会を開催することができました。
さらに、2020年1月依頼の2年3ヶ月ぶりの懇親会も開催しました。
4月の定例セミナーのKCG定例セミナー講師は、発明家 砂原康治(すなはらこうじ)さん。
砂原さんは株式会社ソロモンの代表取締役として、数々の発明品を世に送り出すに留まらず、
商品企画から事業化、さらにその事業の販売をも手がけています。
中小機構のアドバイザーとしても、その腕を振るっています。
製造業とメーカーは違う
砂原さんは、製造業とメーカーは異なるものだと言います。
製造業とは、下請けであり、誰かからの注文で作業をして、売上は発注者である他人次第。
メーカーは、自分で製品を開発し、売上は企画・開発した自分次第。
ただし、そのようなメーカーは、製造業の10倍働かないといけません。
これは、労働時間が10倍ということではなく、考えなければいけないことが10倍ということ。
そう簡単に製造業がメーカーになることはできない、と砂原さんは考えます。
砂原さんの最初の勤務先は「製造業」であったそうで、1994年5月にメーカーとして起業しました。
走る
砂原さんは防曇カーブミラーを始め、数々の発明品を世に送り出してきました。
一例を挙げると、以下のようなものがあります。
- ネットオークションサイト
- コードレス信号機(工事現場等でカウントダウンする信号機)
- LED照明器具
- デジカメスタジオ
グッドデザイン賞やベンチャーフェア2000 in Japanなどでの受賞歴もあるなど、
その発明品は世の中でも認められています。
砂原さんの仕事のスタンスは、「アイデアを形にする」ことがスタートではありません。
事業を先に考え、生産体制や販路が決まっている状態で、アイデアを出して生産・販売をしていくというもの。
アイデアありきでは、行き詰ってしまうのだそうです。
刺激的に生きる
砂原さんには、今、大きな野望があります。
それは、音楽学校と楽団を作ること。
ある音楽家と出会い、その演奏を聴いたときにはじめて感動したことがきっかけでした。
「音楽家を支援したい」という気持ちだけで、音楽を事業にすることは考えていません。
砂原さんの事業で、音楽学校と楽団の維持費を賄う予定です。
今月は、2020年1月依頼の2年3ヶ月ぶりの懇親会を開催しました。
会場はANAホリデイ・イン金沢スカイの18F「トップオブカナザワ」です。
来月の5月定例セミナーの講師は、おばたみなこさん。
YouTubeの始め方について、お話しいただく予定です。
気になる方は、是非お問い合わせください。
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