今回の講師は松柴 由佳さん。「ロジの現場から見る国際協力 ~日常業務に活きるヒント~」というテーマで、お話をして頂きました。
JICAで国際協力という立場から様々な国を訪問し、色々な価値観を見てきた松柴さんならではのお話でした。
パラグアイでの活動の報告では、かほくの研究者や看護師とJICAが協力した内容の調整をされていたお話もありました。
また、国際協力の役割の違いでは、「サブ」と「ロジ」の違いを説明されていました。国際協力では「サブ」=事業の実質的な中身(会議では議題、発言要領、実際の協議、プロジェクトでは案件形成、実施者など)を担う事であり「ロジ」=事業の後方支援(資料やレター作成、会場準備、講師・参加者調整、移動・宿泊手配、渡航・出入国手続きなど)を担う事であるそうです。
そして、松柴さんが考える真の国際協力とはどういった事なのか、それを日常生活にどう取り込んでいくかというお話の昇華もありました。
最後に、国際協力について重要な事とは、日本型の押し付けではなく、郷に入りては郷に従い相手自らが「継続」「効果を持続・拡大」していくように支援のあり方のあるべき姿も提示されていました。松柴さん お話ありがとうございました!
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