金沢の名店に学ぶ店舗経営と接客

こんにちは!KCG代表の石井です。
お元気ですか?え!花粉症が始まったですって!

いいじゃあないですか、私のように年齢がいくと
花粉症にもならないんですって。
花粉症の方はまだまだ若いということですね。

さて先日私は金沢の超名店、
ミシュラン2つ星の
「つる幸」さんへ行ってきました。

今日はそこで学んだことを
伝えたいと思います。

きっかけは金沢販売士協会という
30年間続いている会でのことです。

現在私石井が皆に支えられながら
会長を務めさせているのですが、
そこでの話です。

3年ぶりに研修に行こうということで
さてどうする、こうすると役員間で話をしました。

新幹線でスカイツリーに行く、
温泉に泊まる、
グルメを楽しむ、
いろいろ案が出ました。

その中で(金沢で)ミシュランの星ついたところに
行ってみたいという女性からの意見が出ました。

「それ採用!」

という流れで「つる幸」さんに
行くことに。

予約し値段を聞くと
さすがの価格です。

これは3年に1回の会長決済の
大盤振る舞いのイベント、
ちょっと早い観桜会です。

販売士協会の3月例会の日、
会員さんがうれしそうに
「つる幸」さんに集まってきます。

そして私のあいさつ、
会員さんの乾杯ののち
宴会がはじまります。

さあお待ちかねの料理が運ばれてきます。
最初は名物(ずわい蟹のサンド)からです。

めちゃ美味しいです。
すごい!

こんなあんなで、
さすがに食通をうならせるだけの
料理がどんどん続きます。

最後はお抹茶と和菓子でした。

食したことがない料理が多く、
本当に行ったかいがありました。

私も会員さんも
このお店に行ったことがない方がほとんどです。
みなさんとても満足されていたようでした。

でも私が本当に強く印象づけられたのは
大女将のすきっとした態度です。

「つる幸」さんの接客というのは
その名店の看板からすると
すごく演出があるのかなと思いましたが
いい意味で平常です。

最近のグルメ本にのっているような
奇をてらったようなものでなく、
お客さんに異常に媚びをうることもなく
本当に平常心で接客しています。

それがまたいいんですね。

宴会中に挨拶に来られた大女将が
会員全員にお酌をし、
しばし歓談していかれました。

そこでの言葉が強く強く印象に残っています。

「いろいろ評価はもらっていますが、
私のようなものは不器用なんです。

不器用でもお客さまに感謝をして
一生懸命やることしかできないんですよ」

私はこの言葉を聞いて
大女将が煩悩を乗り越えた方だと感じました。

私は他人の評価が気になるし、
目先の利益を追うし、自分勝手なものです。

またお客さんにも色々な方がくると思います。

私のように
ミシュランの評価がすごいから行ってみたい、
試してみたい、食べてみたい
というような考えのお客さんもいれば

「つる幸」さんのような老舗には
いつも利用してくれる
常連のお客さんもいます。

でもそういう全てを飲み込んで
「つる幸」さんの大女将の
ああいう言葉が出てくるんだと感じました。

何年も続き
お客さまから支持されている名店というのは
やはり心構えからして
骨太で肝が太いと感じました。

このお店だけではなく名店というものは
そういう基本ベースがあるんでしょうね。

大変勉強になったお店の貴重な体験でした。

ではまた来週お目にかかります。

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