こっちの水は甘いぞ!   ・・・本当に?【金沢市 これから起業される方へ】

「ほー、ほー、ほたるこい。
 
あっちの水は苦いぞ、
 
こっちの水は甘いぞ」
 
昔、小学校で歌いましたよね。
 
 
 
 
 
こんにちは、KCGの石井です。
 
 
 
 
 
先日のKCG大忘年会は、
 
多数の参加いただきまして、
 
本当にありがとうございます。
 
皆さま楽しんで頂けましたでしょうか?
 
 
 
 
 
さて今年も残すところあと1日です、
 
早いものですね。
 
来年も一緒に頑張りましょう。
 
 
 
 
 
さて、今日はいきなり
 
童謡「ほたるこい」で始めました。
 
 
 
 
 
なんのこっちゃ、と言われるでしょうね。
 
実は今日の言いたいことに関連させました。
 
 
 
 
 
最近、お店や会社の
 
経営危機に対しての支援に
 
お伺いする事が多くなっています。
 
 
 
 
 
そこで社長さんにお話しを聞くと
 
結構多くのお店や会社が、
 
銀行からのゆるい融資を受けていて
 
その返済が大きく
 
足を引っ張っているのです。
 
 
 
 
 
ここ何年か「創業だ創業だ」
 
という国の政策もあり、僕たち診断士も
 
創業スクールをどんどん実施してきました。
 
 
 
 
 
これは金融機関も一緒です。
 
創業を勧めて創業者のために
 
融資をしてあげやすくする。
 
この方策はとてもいいと思うのです。
 
 
 
 
 
まだ信用のない創業者にとって
 
必要な資金を融資してあげるのですから、
 
すごく助かりますよね。
 
 
 
 
 

でもこの融資の際の条件が

 

あまりに甘い事が多いのです。

 
 
 
 
 
昔から銀行というものは、
 
「晴れの日に傘を貸し、
 
雨が降り出すと傘を取り上げる」
 
 
 
 
 
というように、
 
経営がいい時はお金を貸し、
 
悪くなると引きあげてしまう
 
と言われてきました。
 
 
 
 
 
そういう銀行の不合理なイメージから
 
脱却するという目的もあって、
 
融資のハードルが低くなったの
 
かもしれないです。
 
 
 
 
 
実は僕が会社の運転資金を
 
融資してもらっていた
 
20年ほど前は、今とは違って
 
雲泥の差で厳しいものでした。
 
 
 
 
 
審査も厳しく、しかも第3者の
 
連帯保証が必要でした。
 
 
 
 
 
この連帯保証というのは、
 
昔の5人組とか日本史で習った
 
村々での問題を起こすと、
 
そこの全員が処罰されたという
 
制度の名残りだと言われています。
 
 
 
 
 
ですから連帯保証人になって、
 
家を取られた、
 
取り立ての厳しさのために自殺した 
 
ということも珍しくなかったのです。
 
しかも経営に参加していない第三者がです。
 
 
 
 
 
連帯保証については
 
また別の機会でお話ししましょうね。
 
 
 
 
 
身近な事を言えば、
 
小さな会社では社長、奥さんが
 
大体は連帯保証人です。
 
それに加えて、社長の兄、
 
あるいは奥さんの親等、
 
つまり第三者が保証するのです。
 
 
 
 
 
それもある程度
 
資産がある人でないとだめなのです。
 
そして、経営に関係ないのに
 
もしもの時は経営者と同じリスクを被る。
 
 
 
 
 
これは本当に不合理だと思いませんか?
 
 
 
 
 
ですからこういう弊害を
 
金融庁あたりから指摘されて、
 
今では大体、会社の保証をするのは
 
社長だけとなってきました。
 
 
 
 
 
この改善は、すごく歓迎すべきことです。
 
 
 
 
 
僕も思わず手をたたいて大賛成。
 
そしてなんでもっと
 
早くしてくれなかったのだろうと
 
地団駄踏んだものです。
 
 
 
 
 
今まで多くの経営者が、
 
辛く厳しい融資の現場に立たされて
 
涙を流してきた苦労の賜物ですね。
 
 
 
 
 

とはいうものの昨今の融資姿勢には 

 

うん?大丈夫か?

 

と言わざるを得ません。

 

 

 
最近、事例が増えてきましたが、
 
創業の融資を受けて
 
この返済をすぐにではなく、
 
3年据え置いて4年目から
 
返済を始めるという銀行もあります。
 
 
 
 
 
これはちょっと見ると、いい制度です。
 
 
 
 
 
3年間で力をつけて売上を蓄えて
 
返済をスムーズにする、
 
 
 
 
 
実に嬉しいことですね。
 
創業する方も喜んでくれることでしょう。
 
 
 
 
 
しかし、本当にそうでしょうか?
 
 
 
 
 

僕は創業の相談を受けてお話しする時には

 

この甘い制度(僕から見れば)は

 

絶対勧めておりません。

 
 
 
 
 
こんないい制度をなぜ?
 
と言われるかもしれないですね。
 
 
 
 
 
僕の考えはこうです。
 
 
 
 
 

創業したら、最初から返済をするべきです。

 

 

 
例え苦しくても返済していくという覚悟は
 
事業開始の心構えとして必須なのです。
 
できれば準備資金ができるまで
 
やらずに待つべき。
 
 
 
 
 

借入金は必ず返済するべきものです。

 

しなくてはなりません。

 
 
 
 
 
これがもし3年経って
 
事業が軌道にのってなく
 
返済が遅れるとか、
 
できなくなるとかの事態になると
 
どうなるでしょうか?
 
 
 
 
 
創業スタート時の対応
 
(かなりチヤホヤ)と違って、
 
通常の借入している方と一緒で、
 
返済にも窮している債務者と
 
位置付けられるのです。
 
 
 
 
 
そして創業時、
 
親切に対応してくれた優しい担当者も
 
ほかの部署に移動してもういない
 
(組織ですから当然ですね)。
 
 
 
 
 
返済の請求は、面識も人間関係もない
 
管理部門から無機質に送られてくる。
 
そういう事例もチラホラ出てきました。
 
 
 
 
 
苦あれば楽あり。
 
最初はきついかもしれないが、
 
グッと我慢して、先に困難に
 
向かっていけば後が楽になる。
 
 
 
 
 

逆に苦しいことを先延ばしにしても

 

いいことはありません。

 
 
 
 
 
これは僕もあなたも、人生の中で
 
たくさん経験してきましたでしょう?
 
 
 
 
 
本筋に戻しますが、事業を開始する、
 
新規参入する時は
 
出来るだけ資金の準備をする。
 
 
 
 
 
もしどうしても融資が必要ならば
 
最低限の借入でやり繰りする
 
必要があります。
 
 
 
 
 
そして何が何でも事業を軌道に乗せる。
 
 
 
 
 
その厳しい心がまえが、
 
その後での経営破綻を間違いなく
 
防ぐことになります。
 
また事業の継続をも可能にするのです。
 
 
 
 
 
僕はこの点をしつこく
 
経営者に言い続けていきます。
 
(嫌がられても)
 
 
 
 
 
それが中小企業診断士としての
 
大きな責務だと僕は考えています。
 
 
 
 
 
 
KCGはあなたと共に成長し
 
   羽ばたいて行きたいと思います。
 
   Let’s take off together!
 
石井伸たろう
 
 
 
 
 

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