2026年2月定例セミナー「KCG新しい時代へテイクオフ」 KCG会長 石井伸たろうさん KCG新執行部(守部和孝さん、小浦貴慶さん、小泉保裕さん、織田聡さん)

KCGの2月定例セミナーは、いつもと少し違う空気に包まれていました。
テーマは「KCG新しい時代へテイクオフ」。

KCG設立の思いとこれまでの歩みについて、石井伸たろう会長による講演のあと、
新執行部となる守部和孝さん、小浦貴慶さん、小泉保裕さん、織田聡さんのこれからのKCGに対する思いを語っていただきました。

石井会長が語りかける言葉は、単なる歴史の振り返りではなく、新体制への力強いバトンパス。
のべ5,000〜6,000人が参加してきたKCGが、今まさに新たなステージへと踏み出そうとするターニングポイントとなる定例会になったのではないでしょうか。


KCGとは何か──「全員が講師、全員が受講生」

KCGのコンセプトを一言で表すなら、「全員が講師、全員が受講生」です。

これは単なるキャッチフレーズではありません。石井会長がずっと大切にしてきた、本質的な哲学です。
「隣に座っている人が、実はすごいキャリアの持ち主だったりする。
主婦の方でも、福祉の現場で奮闘している方でも、みんなが講師になれる」──そんな信念から生まれた言葉です。

だからこそKCGは、「ただの異業種交流会ではない」と石井会長は言い切ります。
営業目的で来た方は1回で来なくなり、本当に学ぶ気持ちを持った方が長く居続ける。
それがこのコミュニティの自然なフィルターになっています。
中小企業診断士・一級販売士としてのキャリアを持つ石井会長が目指したのは、資格や肩書きを超えて、人と人が本音でつながれる学びの場でした。


17年の歩み──設立から現在まで

KCGの歴史は、2009年(平成21年)ごろにさかのぼります。
石井会長と呼びかけに応じた4名が集まり、5〜6人規模の「勉強会」としてスタートしました。

設立期では勤労者プラザなどを借り、理論の勉強を中心に活動。
しかし石井会長の関心は次第に「もっと人脈を広げたい、フランクに学び合える仲間を作りたい」という方向へシフトしていきます。

拡大期(平成25年ごろ)にはガーデンホテルやニューグランドといった会場でも開催。懇親会の出席率はほぼ100%という活気あふれる時期でした。

成長期(平成27年ごろ)では個性的なメンバーが合流。
懇親会で参加者が50名を超えた回もあり、KCGが金沢に根付いた学びの場として確固たる地位を築いた時代です。

安定期を経てマンネリ期と呼ばれる時代にはコロナ禍も重なり、参加人数が減少。
それでも「一歩前へ、上を見よ」という行動指針を掲げ、石井会長はメンバーとともに歩み続けました。


石井会長からKCGのみなさまへ

30分間のスピーチの最後、石井会長はメンバーへ3つのメッセージを残しました。

「小さい店(会社)だって恥じることはない」

KCGには上下関係がありません。大企業だから偉い、小さな個人事業だから劣るということは一切ない。
石井会長は35歳で起業し、40歳で新たな会社を立ち上げ、56歳でようやく中小企業診断士の資格を取得しました。
「5年かかってやっと合格した」という経験があるからこそ、どんな立場の人にも敬意を払うというスタンスが自然と身につきました。

「やって失敗しても、やらなかったことを後悔するよりいい」

独立や起業の相談を受けるたびに、石井会長はこの言葉を伝えてきました。
迷ったときに背中を押してくれる言葉として、多くのKCGメンバーの胸に刻まれています。

「思い描いたことは、必ず実現する」

「カンブリア宮殿に出たい」と大きな夢を語るメンバーに、「お前、絶対出るやろ」と言い続ける石井会長。
夢を口に出すこと、思い描き続けることの大切さを、17年間ぶれずに伝えてきました。


新体制へのバトンパス──4人の個性が1つになる

2026年、KCGはいよいよ新体制へと移行します。運営を担うのは、小泉・織田・守部・小浦の4名です。

守部和孝さんは2017年、JICAのセミナーで石井会長と出会い、説明もないまま「来なさい」と言われて参加したのがきっかけ。
「何があるかもわからず」飛び込んでから8年半が経ちました。
独立して半年だった頃から法人化を果たし、今では3社の役員を務めるほどに成長。
KCGが成長の場であることを、自らが体現しています。

小浦貴慶さんは谷村さんの紹介でKCGに参加。
当時は保険営業の仕事をしており、その後無職の時期も経験しましたが、「変わらず楽しく参加させていただいた」と言います。
どん底から這い上がってきたからこそ、新しく来た方が同じように「気持ちよく楽しい場だな」と感じられるよう、全力でサポートしていきたいと話しています。

小泉保裕さんは2023年2月、中小企業診断士に合格してすぐにKCGのホームページから問い合わせ。
翌朝6時半に石井会長から電話がかかってきたというエピソードは今や語り草です。
「石井です。って6時半に電話が来て、なんだこれと思いながら」と笑いながら振り返る小泉さんは、自身がKCGで発表の機会をもらい、受験生としての自分に区切りをつけることができたと語ります。

織田聡さんは今回の会合には急用により欠席となりましたが、書面でメッセージを寄せました。
「KCGに関わる皆様に感謝を申し上げます。全員が講師であり、全員が受講生。上下関係はなく、男女、年齢、地位などは全く関係ありません」
──そのメッセージは、KCGの根本を改めて全員に示すものでした。


これからのKCG──新たなステージへ

「のべ5,000〜6,000人。17年で年間12回やって、これだけの方が来てくださった。
これは本当にすごいことだ」と石井会長は話します。

新体制の4人は、KCGの根幹にある「全員が講師、全員が受講生」という理念を引き継ぎながら、さらに間口を広げていこうとしています。
かつては中小企業診断士を中心とした集まりになりつつありましたが、「誰でも来られる、フラットな場にしたい」というのが石井会長の本来の想いであり、新体制のビジョンでもあります。

この2月の定例セミナーには、新入会員が3名参加。
また会場には子育て中のメンバーからも報告が届き、「次に会う時に皆でおめでとうと言えるように」という小泉さんの言葉が場を和ませました。
世代を超え、業種を超え、KCGはこれからも金沢に根ざしたコミュニティとして歩み続けます。


KCGの定例セミナーは毎月開催しています。「難しそう」「自分には関係ない」と思っているあなたにこそ、ぜひ一度足を運んでみてほしい場所です。
きっと、隣に座った人の話があなたの何かを変えるきっかけになるはずです。

 

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