3月度KCG定例セミナーの講師は、インフルエンサーのべこりぃさんとたべのみさん。
インフルエンサーとして活躍するお二人から、SNS時代を勝ち抜くショート動画制作の極意を伝授いただきました。
スマホ1台で始められる撮影テクニックから編集のコツまで、参加者全員が実際に手を動かしながら実践していきました。
北陸発インフルンサーが語る現代SNS事情
金沢を拠点に活躍するべこりぃさんは、元々不動産会社の営業職として勤務。
物件紹介で培った「伝える技術」をSNSに応用し、北陸三県の観光スポットや隠れ家カフェを発信しています。
InstagramとTikTokを中心に活動し、総フォロワー数6万人を超える地域密着型インフルエンサーとして注目を集めています。
対たべのみさんは、ラーメン店のプロデュースを手掛けた経歴の持ち主。
飲食店の企画・運営からSNS集客までを一貫して担当し、2万人のフォロワーを有する実践派です。
金沢の食文化を掘り下げたコンテンツ制作に定評があり、地元企業とのコラボレーション事例も豊富に持っています。
お二人は、インフルエンサーPRディレクションや動画制作を軸に、SNSセミナーや地域コミュニティの運営など多角的な事業を展開。
べこりぃさんが「デジタル時代の地域活性化にはSNSが不可欠」と語るように、地元企業とクリエイターを繋ぐプラットフォームとして機能しています。
セミナー冒頭で印象的だったのは、現代のSNS戦略を象徴するかのような「視聴者の目を釘付けにする最初の2秒」。
たべのみさんは「フォロワー数よりエンゲージメント率が重要」と補足し、数字の見方についても実践的なアドバイスをされていました。
命取りになる「最初の2秒」をモノにする技術
「45度アングルから円を描くようにカメラを動かす」というべこりぃさんのアドバイスで、スマホを構える参加者の視線が一斉にケーキへ集中。
基本姿勢を実演するべこりぃさんの手元には、プロのテクニックが凝縮されていました。
脇を締めてブレを防ぎ、被写体を画面中央に保つコツは、テレビ業界の「箸上げ」技法と相通じるものがあります。
「逆光は映像の大敵ですよ」とたべのみさんが指摘するように、光の方向を見極める目養いが求められます。
参加者が気付いたのは、普段何気なく触っているスマホ設定の意外な盲点。
4K60fpsの高画質設定やレンズの指紋拭き取りといった基本の積み重ねが、プロとアマチュアを分ける決定的な差となって現れてくるとのことです。
キャップカットで体感する編集の魔法
撮影した素材をさっそく編集作業へ。無料アプリ「キャップカット」の操作性に参加者から驚きの声が上がります。
全体像を見せる1秒、断面の美味しさを伝える1秒——たった2カットの組み合わせで物語が生まれる瞬間を体感できました。
「拡大機能で臨場感を演出しましょう」「テロップの表示時間は0.5秒単位で調整です」といった実践的なアドバイスが飛び交います。
編集画面に集中する参加者の指先には、SNS時代の新しい表現手段を手に入れた喜びがにじんでいました。
完成した動画を互いに見せ合う笑顔が、会場の熱量を物語っています。
数字が語る成功事例の舞台裏
老舗和菓子店では2500人フォロワー増、商店街の動画で170万再生、などの実績が生まれた背景には綿密な戦略がありました。
ラーメン店のオープン時の60人待ち行列は、単なるバズり以上の計算された演出でした。
SNS集客の本質は「希少性の創出」にあります——金沢×屋台などの組み合わせにより、その希少性を生み出していくのだそうです。
このような実績を生み出す、インフルエンサー選定からコンテンツ設計までのトータルプロデュースを、お二人で対応できるそうです。
次世代クリエイターへのバトン
質疑応答で浮かび上がったのは、地方発信の可能性と課題です。
「TikTokの急成長は地方インフルエンサーにとって追い風」とべこりぃさんが指摘するように、地域固有のストーリーが持つ力は計り知れません。
参加者からは「実践的な学びが凝縮されていました」「早速店舗PRに活用したいです」との声が相次ぎました。
セミナー終了後、カメラ設定を確認し直す参加者の姿が印象的でした。
スマホという誰もが持つツールと、プロのノウハウが融合する瞬間——金沢の街角から、また新たな物語が生まれようとしています。
次回のKCGセミナーでお会いできるのを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
今回も、セミナー後に懇親会が行われました。
その一幕をご紹介いたします。
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