2024年8月定例セミナー ヨガ&ピラティス shiloilo sapce代表 能登惠巳さん

2024年8月のKCG定例セミナー講師は、ヨガ&ピラティス shiloilo sapce代表 能登惠巳(のと えみ)さんです。
能登さんは、「心こきゅう」をテーマとして、ヨガ、ピラティス、セラピー、呼吸クラスなどを提供するshiloilo spaceの代表です。
提供するサービスだけでなく、これまでどう生きていくかに迷いながらも自分のやりたいことを仕事にした生き方について語っていただきました。

 

心こきゅうをテーマにしたshiloilo spaceの提供サービス

能登さんが代表を務めるshiloilo spaceでは、大きく分けて次の4つのメニューを提供しています。

  • セラピー
  • ピラティス
  • ヨガ
  • 呼吸クラス

違いが分かりにくいかもしれません。

セラピーとは、治療を主な目的としていて、サービスを受ける側は基本的に受け身です。
痛みがあるところの痛みを取っていく、というイメージです。
例えば、ぎっくり腰、肩の痛みに対して、その痛みをとっていく、というのがサービスとなります。
また、治療だけではなく、エクササイズまでサポートしています。

ピラティスとは、「自分の体を自分の意思で制御する」というイメージです。
インナーマッスルへアプローチするエクササイズを中心としています。
ちなみに、ピラティスとは開発者の名前であり、「コントトロジー」と名付けられていたそうです。
1920年代に開発された方法なのですが、世の中でその価値や効果を認識するまでに時間がかかり、50
年早かったと言われるエクササイズ法とのことです。
「10回で違いを感じ、20回目で見た目が変わり、30回で身体すべてが変わる」と言われており、効果が出るまでに時間がかかる一方で、
「終わり」「卒業」が存在するエクササイズなのだそうです。
ヨガは終わりがないものであり、この点が大きく異なります。

 

起業に至るまでの道のり

能登さんは、初めからヨガやピラティスを仕事にしていたわけではありません。
最初に就職したのは、EIZO株式会社の事務職でした。
6年間勤めましたが、その中でどんな人生を歩むのか悩んだそうです。
「将来どうなりたいかは、勤めている上司の姿を見なさい。」という言葉に出会い、会社の周りの人の姿を観察してみたそうです。
趣味に生きている人が多い姿を見て、能登さんは「人生の1/3は仕事。 趣味に使うのもいいが、仕事も大切にしたい!」と考えるように。
さらに、「どうせなら自分にしかできないことをしたい!」と考え始めます。

考えた結果、専門学校金沢リハビリテーションアカデミーで理学療法士の資格を取得し、石川県立中央病院に就職しました。
公務員としての生活は充実していましたが、自分のサロンを開くことを夢見ながら仕事をします。
どのようなサロンにしようか。どんな名前にするか、どのような人に来てもらいたいか、規模はどうするか、などを考えていました。

あるとき、意を決して辞表を出しますが、程なくCOVIT-19が流行します。
提出した辞表を取り下げ、その後も3年間働き続けることにしました。
この3年間は違った気持ちで働くことができ、色々なことに気づくことができたようです。

3年後に再度辞表を提出し、今度こそ退職します。
病院を辞めるまでの間、サロン開業の準備をしました。
コンセプトや屋号、メニューの選定、と様々行いました。

屋号であるshiloilo spaceのshiloiloは白色(透明ではない)
濁った感情を本来の輝きにしたい、という思いが込められています。
また、spaceには空間、広がり、宇宙、 自分自身の中の小宇宙、可能性は無限大という意味が込められており、
いつでも挑戦できると言う自分への戒めでもあるとのことです。

 

これからは数字的な目標も追い求めていく

現在、サロンを開業して1年ほど経過しました。
なんとか売上をあげているとのことですが、忙しさに追われ目の前のことしか見えなくなってきているそうです。

今後は、数字的な目標を追い求めていきたいとのことで、次の4つを頑張りたいとのことです。

  1. 資金繰り表を作る
  2. 4P, 4Cの再構築
  3. SNS発信
  4. 企業との取引

お客様を良くしたいという思いと、経営的な数値目標、その違いと共通点を認識し、
能登さんは新たなスタートを切っています。

今後も楽しみですね!

 

開業1年後に踊り場を迎える

石井会長は、能登さんを開業時から支援しています。
石井会長によると、開業後1年程度で売上が伸び悩んだりする「踊り場」を迎えるのだそう。

  1. 自分の内面に問いかける
  2. お客さんの声を聞く
  3. 戦術を実行する

ということをやっていくと、そこからさらに売上があがっていきます!とのことです。
具体的な分析や実行する戦術については、石井会長に直接聞いてみましょう。
KCGは、いつでもあなたをお待ちしています。

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