3月のKCG定例セミナー講師は、制服リユース リクル 代表の池下奈美さんです。
特別サポーターとして、創業時からの友人でビジネスパートナーの おばたみなこさんにもご登壇いただきました。
池下さんが運営する制服専門リユース店 リクルでは、使用しなくなった制服を買取、回収し、定価の4分の1~3分の1程度で制服を販売しています。
現在は金沢店と能美店の2店舗で営業しています。
お客様の「ありがとう」が働き甲斐で、困っている人達の助けになれることがうれしいそうです。
おばたさんは、池下さんの創業時からの友人でありビジネスパートナーでもあります。
セミナーでは、漫才のような絶妙な掛け合いで場を盛り上げ、池下さんの言葉が詰まった時には的確にフォローする役割を担当。
お二人のセミナーは、聴いていて楽しいセミナーでした。
リクル創業のきっかけは息子のスライディング
池下さんの息子さんが小学生だったころ、スライディングで制服のズボンを破いてきたことがありました。
小学生男子にはよくありそうなことですが、家計には手痛い出費。
知り合いのお下がりを貰えれば…と思っていたのですが、同級生の知り合いがほとんどでお下がりは入手できず。
リサイクルショップでは制服を販売しておらず、新品しか買えませんでした。
この経験から、池下さんは「だったら制服専門のリユース店を自分で作ろう!困っている人も助かるはず!」と創業を決意。
決意した池下さんは、起業セミナーに参加しました。
そこで、一人の登壇者であるおばたさんと出会い、リクルのホームページ作成を担当します。
リクルを知ってもらうための奮闘
2017年1月、リクル開業。協力してくれる方が経営するホテルのロビーの一角を借りての開業でした。
しかし、制服を提供してくれる人も、買いに来る人もなかなか居ません。
くじけそうな池下さんに、「うまくいってないのは知られてないから。知ってもらえばうまくいく。」とおばたさんは励まし続けました。
リクルを多くの人に知ってもらうために、様々なことをします。
- 子供向けイベントでゲームコーナーを出店し、チラシを配布した
- クラウドファンディングでの資金集めをfacebookで拡散した
- 新聞取材を受けた
など、リクルの事業の知名度を高めていきます。
事業が軌道に乗ってきた2018年1月に、現在の金沢店へ店舗を移転。
様々な協力者、お客様と共にリクルを育て続けています。
困っている子どもたちを救うために制服バンクを設立
リクルの事業を続けている中で、救えていない子どもたちがいるという現実にも直面しました。
制服がボロボロだったり、サイズが合っていなかったりしても、生活が苦しくて買い換えてもらえない子供たち。
誰にも相談できず、不登校の原因になることもある。
そんな子供たちに制服を提供するために、リクルとは別の事業として制服バンクの取り組みを始めました。
制服バンクでは皆様の支援を求めています。
- クラウドファンディングによる活動費の支援
- 回収協力店としての支援
- 制服の寄付による支援
より多くの子どもたちへ制服を届けるため、皆様の支援を必要としています。
制服リユース リクル – 石川県の学生服リユースショップです。金沢市、能美市に店舗があります。郵送査定も受付中です。
制服を買ってもらえない子どもたちへ制服を届けたい! – シナジークラウドファンディング
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