2024年7月のKCG定例セミナー講師は、剣道防具セレクトショップBUSHIZO金沢彩士館店店長の武 京花(たけ きょうか)さんです。
武さんは幼少期から剣道を習い、今まで続けてきています。
また、今回はSun label 株式会社 代表の守部和孝さんがサポーターとして、登壇しました。
今回は、剣道でメシを食うために目指していることは? 今そのために何をしているのか? そこまでして続けたい剣道の魅力とは何か?について語っていただきました。
世界最幸の剣道コミュニティを目指す彩士館
武さんは、現在、剣道の道場である彩士館のイベントを担当しつつ、
道場の2階で運営している剣道防具のセレクトショップの店長を務めています。
SNSやホームページでの広報活動も行いながら、BUSHIZOの店舗運営、イベントのスケジュール管理とその業務は多岐にわたります。
セレクトショップBUSHIZO金沢彩士館店では、今まで石川県内ではほとんどなかった、多数のメーカーの防具を扱うなど、
防具選びの楽しさを打ち出した店舗づくりをしています。
BUSHIZOとしての仕事は、店舗での剣道防具の販売、大会での出店、きょうか店長としてのSNS活動の3つがメインになっています。
店舗に足を運んでくれたお客様への接客、商品説明、販売を日常的に行いながら、
大会が行われるときには、一部の商品を大会会場に持ち込み、そこでの販売も行っている(大会出店)というわけです。
大会出店は売上としてはほとんど上がらないのですが、店舗の認知を高めるために行なっているとのことです。
彩士館としての仕事は、剣道教室、武道ツーリズム、剣道イベント、大会出場、稽古会開催などがあります。
剣道教室は小学生以上を対象として、100名以上が通う大きな教室になっています。
武道ツーリズムは、主に外国人を対象とした剣道体験です。通訳を通した座学から、実際に防具をつけて戦うところまで体験してもらうものです。
外国人には大変ウケているようで、武さんはこのイベントの集客も担当しています。
剣道イベントは、全国トップ選手の剣道教室を主に行なっています。トップ選手の認知が上がることで、その選手モデルの竹刀が売れるなどの副次効果もあるようです。
大会出場は、武さん自身が大会に出場します。彩士館の選手として出場することで、認知を高めます。
簡単に挙げただけでも、仕事はかなり膨大で多岐にわたっており、剣道が本当に好きでないとやっていられないのでは?と思うほど。
武さんが剣道にハマっていったのはなぜなのでしょうか。
剣道の魅力は色々な人と繋がれること
武さんが剣道を始めたのは小学校4年生のころ。弟と一緒に剣道教室に通い始めたのがきっかけでした。
大学まで剣道を続けたあとも、石川県警に勤めながら剣道を続けます。
1年ほど他の仕事をしていたころ、突然友達から1本の電話がかかってきました。
「榎さんって知ってる?連絡先を教えてもいい?」
榎さんは、現在彩士館で代表を務めています。この申し出に、武さんは快諾しました。
すぐさま、榎さんから電話がかかってきます。
「剣道で飯食っていかんけ?って話なんやけど」という申し出。
武さんはすぐに快諾します。
こうして、武さんは彩士館で働くことになりました。
武さんは剣道の魅力を、色々な人と繋がれるところ、と言います。
そして、防具を扱う店舗で店長をしているからこそ、もっと繋がれる。
SNSやホームページを通じて自分のことを知ってくれる、とても多くの人と繋がれるからこそ、剣道を続けているのだそうです。
今の課題は営業まわりの時間を確保すること
武さんは店長として、多くの剣道教室を回りたいと考えています。
なぜなら、剣道の防具は馴染みの店で買うのがほとんどだからです。
教室と提携していたり、紹介される店はそれだけで極めて有利なのです。
しかし、武さんは店舗業務がありますので、そう簡単に営業に出ることができませんでした。
店舗業務をアルバイトに任せ、営業に出ようとしても、アルバイトだけで店舗業務をこなすことができません。
そこで、マニュアルを整備し、アルバイトだけで店舗業務を回せるようにしています。
他にも、大会出店もマニュアルを作成し、スムーズな出店を行うことで、時間を確保ができてき始めました。
また、営業まわりでも、回る順番や喋ることをある程度マニュアル化しています。
こちらも効果が出始めているようです。
武さんは、世界最幸の剣道コミュニティを目指す彩士館で、これからも輝きを放ち続けます。
懇親会は串揚げ×大衆魚バル ひかりや&yajimonで
今月も、定例会後に懇親会を行いました。その一幕をご紹介いたします。
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