11月のKCG定例セミナー講師は、株式会社インフィニティコンサルティングの小畠玲奈(こばたけれいな)さんです。
小畠玲奈さんは、ファイナンシャルプランナー(FP)として活躍しています。
今回のセミナーでは、小畠さん自身のこれまでの歩みから、企業型確定拠出年金まで、幅広く語っていただきました。
家計相談から企業型確定拠出年金導入まで幅広く対応
FPは家計相談を幅広く受け付けています。
一般的には、保険相談や住宅ローンの組み方などでお世話になることが多いですが、それだけにとどまりません。
株式会社インフィニティコンサルティングでは、投資などの資産運用のアドバイスや企業型・個人型の確定拠出年金の導入相談など、幅広く対応しています。
マネーセミナーなどを開催し、「お金で困らないためにできることは?」「お金をどうやって増やすのか?」など、お金の関心事を説明しています。
今はFPとして大活躍している小畠さんですが、最初からFPだったわけではありません。
FPになったのは、なぜなのでしょうか。
人生の紆余曲折を通してFPになった
小畠さんは長野県出身で、金沢大学に進学。
大学卒業後は長野県の公務員として就職しますが、ほどなくして結婚を機に退職しました。
その後、大阪へ転居し、専業主婦として生活しながら、2児にも恵まれました。
大阪には友達や知り合いなどが殆どおらず、社会とのつながりを感じにくい時期でもあったとのことです。
7年前に金沢へ移動することに。 この時、パートで働こうと考えていました。
ただし、今後のステップアップを考えられる仕事、というのが働くうえでの条件の1つ。
また、仕事探しの同時期に、家を建てようとハウスメーカーを巡っていました。
この際にFPの相談を受けたときに、「ウチに来ないか?」と勧誘を受けます。
他にも候補はありましたが、思い切ってFP事務所に勤めることにしました。
パートとして働きながらFP2級の資格を取得して、FPとして働き始めます。
FPを選んだのは、自身のライフスタイルの変化と、その変化で感じた「この時にもっと知識があれば、損しなかったなあ/得してたなあ」という思いから。
例えば、結婚のときには、家計の管理方法を知っていたら良かったなあ。
出産のときは、教育資金の積み立てを考えていたら良かったなあ。
自身の成功や失敗を振り返りながら、相談される方のライフスタイルに合わせて相談に乗っているそうです。
未来の私たちのために、今できることを伝え、お手伝いしていく。
その思いが、仕事のやりがいになっています。
人材確保にも効果がある!企業型確定拠出型年金
受講者に経営者やその支援者が多いことから、企業型確定拠出年金についての説明していただきました。
近年、個人型確定拠出年金(iDeCo)が良く知られていますが、「企業型」もあります。
大企業では導入されていることが多いですが、中小企業への導入もハードルは高くありません。
さらに、企業側・従業員側の双方にメリットがある制度になっています。
導入企業の声として、以下のようなものがあります。
- 社員の働く意欲があがった (福利厚生がしっかりしていると感じる)
- 人材の定着率が向上した (従業員が投資教育を受けられる 掛け金を投資によって運用するため投資教育が必要)
- 優秀な人材の獲得に役立った (前職に制度がある場合、転職時の抵抗が小さくなる)
- 企業負担の社会保険料が軽減された (掛け金は給与にならないため、給与の一部を掛け金に回すと社会保険料が軽減される)
また、企業型確定拠出年金は、選択制の場合は全従業員が掛け金をかける必要がなく、やりたい人だけが可能。
そのため、「制度を利用したくない」という人が従業員にいても、企業として始めることができます。
さらに、従業員だけでなく経営者も加入が可能。 経営者個人としてもメリットがあるため、導入を考える企業も多いそうです。
FPとして相談に乗れること
小畠さんが所属する株式会社インフィニティコンサルティングでは、基本的に無料で相談に乗っています。
また、保険だけでなく、証券・不動産などの運用や各種士業との連携で、お金に関する困りごとの創造的な解決方法を提案しています。
個人のFPでは保険会社や証券会社などとの連携の幅が制限され、最適な解決方法を提案できないと感じ、今の働き方が良いと感じています。
お金に関する最適解を探しに、小畠さんと相談してみてはいかがでしょうか。
今まで考えもしなかった視点からの解決方法が示されるかもしれません。
次回のKCG定例セミナーは、12/23(金) 18:30~
株式会社 life plusの森木彩奈さんによる「私が訪問看護を目指したわけ」です。
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